低用量ピルは避妊目的としてだけでなく、生理痛・生理不順・月経前症候群(PMS)の改善、そして大事な日に生理が重ならないよう生理予定日を調整するためにも使われています。
避妊に加え、生理のトラブルが減り、ホルモンバランスが整うメリットがあり、ニキビなどの改善につながることもよくあります。ただし、血栓症リスクが高いなど、既往症や喫煙しているなどによって低用量ピルの処方ができないケースもあります。
また、処方できても吐き気などの副作用が強く出るケースもあります。当院では、血栓症を防ぐために半年に1回の血液検査をお願いしています。
低用量ピルは、服用する時間をかなり厳格にコントロールする必要があります。いつもの服用時間から1時間程度遅れて服用したことで排卵が起こってしまったケースも存在すると報告されています。そのため、自己管理がとても重要です。